「ピルを飲むとバストアップする」と言われており、その作用は厚生労働省も認めています。
しかし豊胸などを専門とする美容外科クリニックなどでは、リスクやデメリットを考えて、ピルを処方することはありません。
なぜピルを飲むと胸が大きくなるのでしょうか? そしてなぜピルによるバストアップがNGなのでしょうか?
今回は経口避妊薬「ピル」とバストアップの関係性についてご説明して、ピルによるバストアップがNGな理由などをご紹介します。
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ピルとバストアップの関係性
「ピルを飲むとバストアップする」と言われる理由には、ピルの副作用が関係しています。
ピルは、女性ホルモンの「エストロゲン」「プロゲステロン」などの量を調整して、乳房の組織を成長させる作用があります。
そのため副作用として「乳房増大」や「乳房の張り」が現れるのです。
薬を飲んで2,3か月ほどすると体内のホルモン量が安定し、乳房の張りを感じる方が出てきます。
こうしたピル(経口避妊薬)の「乳房増大」作用は、平成29年に厚生労働省が出した薬価基準でも認められています。
加えて皮下脂肪も溜まりやすくなるので、胸が大きくなったと感じる方も多いようです。
このように、ピルにはある程度のバストアップ効果があると言われていますが、美容外科などで処方することはありません。
その理由はなぜなのでしょうか?
ピルの副作用によるバストアップがNGな理由
ピルによるバストアップがNGな理由は、「乳房増大」以外の副作用も多いということ。
代表的なピルの副作用には、「頭痛」や「吐き気」「だるさ」などがあります。
「低用量ピル」は副作用を抑えた安全な薬ですが、同時に「乳房増大」作用も少ないです。
厚生労働省の薬価基準によると、ピル(経口避妊薬)による「乳房増大」の発生率はわずか1.4%以下にとどまるとのこと。
十分な効果・副作用を得るためには「高用量ピル」を飲まなくてはいけませんが、低用量よりも頭痛などの副作用がひどくなってしまいます。
またピルの副作用には、美容面でのデメリットもあります。
太りやすくなる副作用に加えて、頬骨やおでこに薄くモヤッとしたシミができる「肝斑」というお肌のトラブルも多いです。
バストアップの為にお肌の調子やプロポーションが崩れてしまっては、美容法としては本末転倒と言えます。
安全で効果的なバストアップ法
ピルを飲んでバストアップ効果を得るためには、継続的に飲み続けなければいけないというデメリットもあります。
服用を止めると徐々にサイズダウンしていってしまうので、確実なバストアップ法とは言えません。
バストアップが目的なら、より安全で効果的な方法から選びましょう。
専用のサプリメントはピルよりも効果的ですし、直接脂肪を注入する手術ならより短期間で効果があります。
最近ではお菓子感覚で続けられるゼリータイプのサプリや、メスを使わない日帰り手術など、手軽で安全なバストアップ法も増えています。
どの方法であれ、健康リスクのあるバストアップ法はおすすめできません。
安全で長く効果的な、体も心もきれいになれるバストアップ法を選びましょう。