女性にとって、胸が小さいことは大きな悩みの種だと感じる人も多いでしょう。
それゆえに、豊胸したいと考える女性も多いのではないでしょうか。
ただし、技術が発達しているとはいえ、豊胸に対する不安は大きいものです。
安全性はもちろんですが、費用に関する不安など、数え上げたらキリがありません。
この記事では、おすすめの豊胸手術と、その安全性や費用についてなどを詳細に紹介していきます。
豊胸したいと思う主な理由とは?
コンプレックスが原因で、普段の生活ですら明るく過ごすことができないという人はもちろん大勢います。
芸能人であっても、コンプレックスを克服するために整形したことを、公にする人は少なくないです。
豊胸においても、それは全く同じといえます。胸が小さいことで自分に自信が持てず苦しむくらいなら、豊胸したいと思うことは決して間違ったことではありません。
それはどの年代でも同じことがいえます。特に高齢社会においては、割合的には年齢を重ねた人の方が豊胸手術を望んでいる傾向にあるでしょう。
たとえほかの人にとってはシンプルな理由だと感じても、当事者からしてみれば重大な理由の場合も、もちろんあります。
たとえば、体型のせいで洋服が似合わないことが、かなりのストレスに感じてしまう人もいるでしょう。
豊胸はただ胸を大きくするもの、というわけではありません。自分が美しいと思う形を求めて豊胸することもできます。
シルエットを求めて豊胸したいと思うことも、れっきとした理由の1つです。
女性らしさに欠けていると思うがゆえに、豊胸を考える人もいるでしょう。
特に、恋愛をしている中で、胸が原因で傷付いた経験から豊胸したいと思う人は少なくありません。
結局はその経験がコンプレックスを引き起こしてしまうことも考えられます。
自信を失ってしまった場合、豊胸したいと考えるのは、一般的な考え方の1つです。
それが豊胸する理由だとしても、おかしいことではありません。
豊胸手術の種類1:ヒアルロン酸注入法
もっとも手軽にできる手術といっても過言ではないのが、ヒアルロン酸注入法です。
注射によってヒアルロン酸を注入して、豊胸をします。0.5カップほどの豊胸効果が見込めるため、周囲に目立つこともなく、特にあまり知られたくないという人におすすめの手術方法です。
また、大きさだけでなく形も自由に決めることが可能です。
注射器の針跡が残る程度なので、傷跡もほとんど気になりません。
人によって感じ方は変わりますが、痛みもほとんどないとされ、局所麻酔の手術で30分ほどで終了することも、この豊胸方法のメリットの1つです。
1ccあたり約3000円~と、価格も良心的な設定にされているケースが多いのも魅力といえます。
ただし、半年~3年で体に吸収されて元の大きさに戻ってしまうというデメリットもあります。
特に害はありませんが、元の大きさに戻るたびにまた手術を受けることになると、当然それだけコストがかさんでしまうということは意識しておきましょう。
また、脂肪よりは硬いという点も考慮しておく必要があります。
触ったときの感触に違和感をおぼえる人も少なくありません。
また、まれにしこりが残ってしまうケースもあります。
あくまで自然なやわらかさなどを求める場合には不向きといえる方法でしょう。
豊胸手術の種類2:バッグ挿入法
シリコンバッグを挿入して、豊胸する方法も1つの手段です。
2カップ以上の豊胸効果が見込めることが、ほかにはない最大のメリットといえます。
また、バッグが破損しない限り、半永久的な効果が見込めるのも魅力の1つです。ただし、形はバッグの形状によるため、自由度は下がる点に注意が必要です。
切開跡は数ヶ月で見えなくはなりますが、脇の下やアンダーバストにその跡が残ります。
また、レントゲンにもバッグは映るので、周囲に知られることを気にする場合は避けておいた方が無難でしょう。
全身麻酔を必要とし、手術自体は1時間ほどで終わりますが、痛みは7日間ほど続く場合もあります。
バッグが万が一破損してしまった場合には、今度はそれを取り出す手術も必要です。
無料で除去手術をしてくれるところもありますが、手間がかかる点や、再度体にメスを入れる必要がある点には注意しておきましょう。
やわらかさもヒアルロン酸注入法と同じく、脂肪より硬く違和感を覚える場合が多いといえます。
バッグの質によっては、たとえば100万円以上の高額な費用がかかる手術もあることは事実です。
あくまで、より大きなバストアップを望む場合にこの方法をとるようにしましょう。
豊胸手術の種類3:脂肪注入法
自分の体の脂肪を注入して豊胸する方法が、脂肪注入法と呼ばれる豊胸方法です。
希望した部位から脂肪を吸引して、その脂肪を胸部分に注入するため、部分痩せが叶うことが最大級のメリットといえます。
自分の脂肪なので、拒絶反応も起こりづらく、半永久的に豊胸効果が持続します。また、サイズも1.5~2カップほどの豊胸効果が見込め、不自然に大きくなり過ぎることもありません。
形も自由に仕上げることができます。もとは自分の脂肪を使用するので、やわらかさも自然に仕上がり、違和感をおぼえることもほとんどありません。
局所麻酔のため、全身麻酔のようなリスクを避けることが可能で、時間も実質約1~1.5時間の手術で済みます。
跡に関しても、注射の針跡が残る程度です。ただし、ヒアルロン酸を注入した場合と同じく、注入した脂肪が石灰化してしこりとなる場合がある点には注意が必要です。
痛みに関しては、脂肪を吸引した部位に筋肉痛レベルの痛みは出ますが、胸に感じる痛み自体は軽微なものといわれています。
費用は脂肪吸引部位数によって変わりますが、大体50~120万円が費用相場です。
豊胸手術への不安を考えてみよう
いざ豊胸手術を受けるとしても、その不安は数え切れません。ただし、前述の通り、挙げられる不安をもっとも取り除く可能性があるのは、脂肪注入法だといえるでしょう。
たとえば、痛みがあるのかという不安について、脂肪注入法であれば、その痛みは比較的軽いとされています。自然な形とやわらかさに仕上がるので、仕上がりが気になるという不安も取り除くことが可能です。
また、最大の不安はやはり本当に大きくなるのかどうかという人も多いでしょう。脂肪注入法であれば、脂肪を直接注入するので、注入した分だけ大きくなっていきます。
ほかにも、脂肪注入法はシリコンバッグなどのように、もともと自分の体にはないものを使うことがありません。
そのためトラブルが起こりにくいとされています。万が一のトラブルが起きないかという不安も解消することが可能です。
シリコンバッグを使用すると、マンモグラフィ検査やエコー検査も受診することができません。もしもの事態に対応したり、予防検査を受けたりするためには、バッグ挿入法より脂肪注入法が向いているといえるでしょう。
1点だけ脂肪注入法に不安要素が残るとしたら、しこりが残る可能性があるという点です。
後遺症はあるのかどうかという不安ももちろんあるでしょう。しこりが残るのは、1カ所に注入する脂肪の量が多すぎたために起こる現象です。
1ccずつ注入するなどの対処をとればそのリスクは下げることができます。
手術自体のメリットやデメリットに注目することも大切ですが、そのようなリスク回避をとっている病院を選ぶことも重要です。
患者への配慮を怠っていないかどうかも、併せて確認しましょう。
豊胸手術の安全性について解説
バッグ挿入法の場合は、バッグの破損によってシリコンが流れ出てしまうなどの万が一のトラブルの可能性もあります。
また、バッグ挿入後、体内ではシリコンバッグを包むように薄い膜が作られます。
この被膜と呼ばれる膜が縮んでくると、バッグを締め付けてしまい、やわらかさが失われてしまいますが、これはカプセル拘縮という現象です。
カプセル拘縮は、やわらかさを失ってしまう以外にも、形も変形させてしまいます。
対して、脂肪注入法の場合は、異物を体に入れるわけではないため、後遺症の心配がありません。
自分の脂肪を使うので、前述の通り拒絶反応が出にくいともされています。
ものによっては体にメスを入れるのが豊胸手術です。基本的にはどれも安全性は確保されているものですが、その中でもより自身の体に合った、リスクの少ないものを選ぶようにしましょう。
豊胸手術を受けるメリットを紹介!
豊胸手術を受けることで得られるメリットはさまざま考えられます。
もちろん、実質的に胸が大きくなることは、シンプルに魅力につながると考える人も多いでしょう。
それは結果的に自分に自信を持てるようになることにつながります。一生の傷として残るくらいのコンプレックスであれば、場合によっては根本から解消した方が良いといえます。
また、コンプレックスの克服は、自分の悩みに対する理解を深めるだけに留まりません。同じような悩みを持つ人の気持ちに寄り添うことができるようにもなります。
心境の変化は当然メリットの1つです。交友関係が広がったり、新しい場所に飛び込んでみたりすることもできるでしょう。
大きさは、その手術方法によって好みのサイズに自由に変えることができます。
左右で大きさが違う場合に、大きい方に合わせて手術する人も多いです。
左右の大きさが違うと、下着選びにも悩んでしまうことがありますが、豊胸手術をすればそれに頭を抱えることもなくなります。
また、豊胸手術は胸を大きくするだけではありません。
形を整えたり、授乳で下がった乳房の位置を上げたりすることも可能です。
ビキニを着たときのボディラインを綺麗に見せたり、好きな洋服が着こなせたりすることに、これ以上ない喜びを感じられる場合もあるでしょう。
加齢により下がった場合でも、同じことがいえます。不本意にバストトップが下がってしまった場合、位置を高く戻すことによって美しいボディラインを取り戻すことができます。
安全性の高い方法を選ぼう!
豊胸手術にはいくつか種類があります。それぞれにメリット・デメリットが存在しています。それは費用面に関してのみとはいえません。
安全面もしっかり考えて選ぶことが大切です。自分に合った手術方法を選ばないと、万が一のリスクを負ってしまいかねません。
より安全性の高い手術方法を選ぶことはもちろん、安全評価の高い病院を選んでリスクを避けることに徹底しましょう。