胸が張っていると、「何かの病気なのでは?」と心配になってしまいますよね。
また、胸の張りにともなって、痛みやイライラを感じてしまう女性も少なくないようです。
そのような不快感を引き起こす原因を、それぞれの特徴とあわせて詳しくご紹介します。
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胸の張りの原因① 生理前
生理前は自然と胸が張りやすくなります。
これは月経前症候群の症状の1つで、黄体ホルモンの影響が大きいといわれています。
黄体ホルモンの分泌が活発になることで乳腺の血管が拡張し、圧迫感が現れるのです。
なお生理前の場合、イライラや憂鬱感、食欲の増減、肌荒れなどをともなうことも。
一時的なものなので心配はいりませんが、不快感や気分の浮き沈みが激しい場合は婦人科で相談しましょう。
胸の張りの原因② 妊娠
妊娠初期にも、胸の張りを強く感じることがあります。
これは生理前と同じように、妊娠によって黄体ホルモンの分泌が活発になるためです。
妊娠初期の症状は生理前とよく似ているので、妊娠と気づきにくいことも。
生理が来ずに症状が延々と続く場合は、妊娠検査薬で確かめてみましょう。
胸の張りの原因③ ホルモンバランスの乱れ
生理後になっても胸が張る場合、ホルモンバランスの乱れが原因になっている可能性があります。
ストレスや睡眠不足などでホルモンバランスが崩れると、生理後も黄体ホルモンの影響を受けて、胸が張ってしまうのです。
なおこの場合、素人では判断がつきません。
「生理後なのになぜか胸が張る」という場合は他の原因も考えられるので、早めに婦人科へ行くことをおすすめします。
胸の張りの原因④ 更年期障害
胸の張りは、更年期障害の症状の1つとして現れることもあります。
更年期になると体調が良くてもホルモンバランスが乱れがちになり、さまざまな影響が体に現れるのです。
更年期障害の場合、火照りや多汗、のぼせ、だるさ、めまい、動悸などをともなうことも。
これらの症状は平均して50代頃から現れるといわれていますが、最近では30~40代から悩まされる方も増えてきています。
胸の張りと共に体調不良を感じるなら、ホルモンバランスを整える治療を行いましょう。
胸の張りの原因⑤ 乳房の疾患
乳房の病気が胸の張りを引き起こしている可能性もあります。
なお、胸の張りを引き起こす病気には、乳腺症、乳腺線維腺腫、乳がんが挙げられます。
いずれも痛みやしこりが多く現れる病気です。
乳がんにいたっては命に関わる病気ですから、早期発見、早期治療が必要になります。
たとえ胸に張りや痛みがなくても、定期的に検診を受けるようにしましょう。
以上、胸の張りを引き起こす原因を5つご紹介しました。
特徴や見分け方に違いがあるとはいえ、やはり素人判断することはおすすめできません。
不安を取り除くためにも、胸の張りや違和感があった場合は、放置せずに早めに婦人科で相談しましょう。