夏になると、露出の多い服装をすることが増えます。また、海やプールで水着になる機会もあり、プロポーションが気になる女性も多いのではないでしょうか。
中でも気になるポイントとして多く挙がるのが、バストサイズです。
バストが小さくて洋服を自信を持って着こなせない、水着になりたくないと悩んでいる人にとって、試す価値のある、胸を大きくする方法をまとめました。
バストアップしたい!胸を大きくするために必要なことは?
バストは、約90%が脂肪からできています。
脂肪は、体の他の場所につくのは嫌がられることが多いですが、バストを作るにはとても重要な要素です。
バストに脂肪を増やすためには、当然脂肪を作る食事が大切になってきます。
バストアップのために脂肪をつけるためには、3食しっかり食べる必要があるのです。
しかし、いくら脂肪をつけようとしてしっかり食事をしても、バスト以外の部位にばかり脂肪がついてしまっては意味がありません。
そのためには、バストに脂肪をつきやすくする必要があります。
そのポイントになるのがバストの組織である乳腺です。乳腺を活性化させると胸に脂肪がつきやすくなります。
この乳腺を活性化させるのに必要なものが、女性ホルモンです。つまり、女性ホルモンを増やすことで、乳腺が活性化され、バストアップできる可能性があると考えられます。
女性ホルモンを活性化させるためには、睡眠がとても重要です。
女性ホルモンや成長ホルモンがもっとも分泌されるのが、夜22時から2時までのゴールデンタイムといわれています。
この時間に質の良い睡眠をとり、ホルモンの分泌を促すことでバストアップできる可能性があるでしょう。
しかし、せっかくの栄養素や睡眠を十分にとっても、血行が悪いとそれらが全身に行き届きません。栄養や睡眠だけでなく、血行促進を心がけることも、大切な要素です。
バストアップのために摂取するとよい栄養素や成分は?
バストアップには、3食の食事の中で効果的に栄養素を摂取する必要があり、女性ホルモンを活性化させる栄養素や、身体を作るタンパク質などが大切です。
例えば、大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと働きが似ていて、乳腺細胞を増やす効果があります。
豆腐、きなこ、納豆、味噌などの大豆製品に豊富に含まれているため、積極的に摂取することで、バストアップが期待できます。
また、体を作るタンパク質も、筋肉や血液を作るだけでなく、女性ホルモンの分泌を促します。
良質なタンパク質は、鶏ささみ、豚ひれ肉、マグロ刺身、さんま、紅鮭など動物由来の食物のほか、豆類、野菜などの植物からも摂ることができます。
動物性、植物性どちらか一方に偏ることなく、両方をバランス良く摂取することが大切です。
また、聞き慣れない栄養素のひとつに「ボロン」というホウ素があります。
ボロンはミネラルの一種で、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を増やしてくれるという特徴があります。
身近な食品であるキャベツ、りんご、ぶどう、生ナッツ類、海藻類 などに多く含まれていて、気軽に摂取することができるため、取り入れるのも簡単です。
ただし、熱には弱いため、なるべく生の状態で摂取するのが良いでしょう。
女性ホルモンを活性化するにはどうしたらいい?
バストアップに欠かせない女性ホルモンとして、エストロゲンが挙げられます。
エストロゲンには乳腺の成長を促す役割があり、エストロゲンの分泌を増やすことが、バストアップに効果的です。
しかし、栄養素を十分に摂っても、ホルモンバランスが悪いと、十分にエストロゲンの働きが期待できません。
生理不順などがある人は、ホルモンバランスが崩れていることも考えられますので、まずはホルモンバランスを安定させることが重要になります。
また、女性ホルモンを直接投与することでバストアップできるのではと考える人もいますが、女性ホルモン投与には副作用やデメリットが伴います。
肝機能障害や、生理不順などの副作用の報告があることや、一度だけの投与ではなく、ずっと打ち続けなくてはいけないというデメリットもあるため、バストアップの方法としてはおすすめできません。
成長ホルモンを分泌させるために必要な睡眠時間とは?
バストアップには成長ホルモンの分泌も欠かせません。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、質の良い睡眠が大切です。
特に、22時から2時までの4時間はゴールデンタイムと言われ、この時間に最も活発に成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や、体の成長につながります。
この時間には、成長ホルモンだけでなく女性ホルモンも分泌されるので、さらにバストアップにとっては重要と言えます。
そのため、単に睡眠時間を確保するだけではなく、このゴールデンタイムに質の良い睡眠が取れていることが大切なのです。
このゴールデンタイムには、できれば熟睡していることがのぞましいのですが、生活スタイルによっては難しいこともあるでしょう。
その場合でも、深い睡眠でホルモンの分泌を促すことは重要です。
特に眠りはじめの3時間には深い睡眠が期待できるため、ここで熟睡できるかどうかがホルモン分泌を促す鍵になると言えます。
そのためには、寝る前にパソコンやスマホを見ることをなるべくやめ、食事も寝る3時間前に済ませるなど、寝る前に体をリラックスさせておくことが大切です。
血行を良くするために心がけること1.ブラジャー選び
せっかく食事や睡眠によってホルモン分泌を促しても、血行が悪いとバストアップの効果は出にくくなってしまいます。
そのため、血行促進はバストアップに重要な要素です。中でも、毎日身につけるブラジャーが血行を悪くしてしまっていないか、確認する必要があります。
ブラジャーを選ぶ際に、サイズはとても重要ですが、自分でサイズを判断してしまい、きちんと測ったことがないという人も多いでしょう。
合わないブラジャーは、体を締め付け、血行を悪化させて肩こりを引き起こす可能性があります。
また、大きすぎるブラジャーだと胸をきちんと支えることができず、つける効果がありません。
体にあったブラジャーをつけるだけで、胸の形も良くなる場合もあります。ブラジャーを購入する前にはサイズを測ってもらい、試着して自分にあったものをつけることが大切です。
血行を良くするために心がけること2.猫背の矯正
猫背も、バストアップを妨げる原因の一つです。血行が悪い状態が慢性的に続くと、女性ホルモンや栄養が全身に行き渡りにくくなります。
特に背骨が曲がっていると、上半身の血行が悪くなり、胸まで栄養が行き届かずにバストの成長を妨げてしまうのです。
また、猫背によって肋骨が横に広がってしまうことで、胸の脂肪が脇やアンダーバストに流れることもあります。
これによってバストが垂れたり、アンダーバストが太くなったりする原因にもなります。
肩こりをおこすなど、別のストレスを引き起こし、ホルモンバランスも崩れてしまう場合もあるでしょう。
ホルモン分泌にとってストレスは大敵のため、日頃から背筋を伸ばし、血行をよくする必要があります。
血行を良くするために心がけること3.リンパマッサージ
バストアップに欠かせない血行促進に効果的な方法として、リンパマッサージがあります。
リンパマッサージは、リンパ管を通るリンパ液の流れを良くする手法です。リンパの流れを促すことで、老廃物を排出し、血行をよくして、アンチエイジングや冷え性改善などの効果があるといわれています。
特に、上半身や胸の周りのリンパを刺激することで、乳腺や大胸筋の新陳代謝が促進され、バストアップが期待できます。
バストアップを目的とする場合には、鎖骨や脇まわりのリンパマッサージが効果的です。
自分の手で、気持ちのよい圧をかけながら、リンパをほぐすようにマッサージすることで、リンパの流れが良くなります。
血行を良くするために心がけること4.エクササイズ
肩や胸の血行促進には、上半身を中心としたエクササイズも効果的です。
両手を胸の前で合わせて、両手を押し合う「大胸筋を鍛える合掌ポーズ」や、肩先に手を添えてぐるぐる回す「肩回し」は、オフィスでも簡単にできるエクササイズです。
自宅でおこなうなら、「肩甲骨はがしエクササイズ」がおすすめです。仰向けに寝て、両腕を背中の下に入れます。
肩甲骨を寄せながら上半身を腕の力で持ち上げ、上がったところで30秒キープし、ゆっくり戻します。
肩や上半身がほぐれ、じんわりと周囲があたたまります。
これらのエクササイズを毎日続けることによって、胸の周りの血行が促進され、女性ホルモンや栄養素もバストに行き届きやすくなります。
バストアップ効果が出るまでの期間は?
これらの方法を試して、効果が出るまでの期間は、一般的に1サイズ上がるのに2~3カ月かかると言われています。
元々の大きさによって個人差はありますが、食事や睡眠、エクササイズといった効果は徐々に出てくるため、急に大きくなるといった即効性は期待しない方がよいでしょう。
特に、痩せ型の人は元々脂肪が少なく、効果が出にくいこともあります。
エクササイズだけを頑張っても、睡眠が足りていないとバストアップに必要なホルモンが分泌されにくく、冷え性や血行不良があると、ホルモンや栄養もバストに行き届かないこともあります。
そのため、バストアップのためには、一つだけに取り組むのではなく、様々な方法をバランス良く組み合わせて、長期戦で構えることが必要です。
手っ取り早くバストアップしたいなら豊胸手術もおすすめ
数カ月も効果を待つことができない、すぐにバストアップ したい、という人には、豊胸手術も選択肢の一つでしょう。
豊胸手術は、胸に生理食塩水やシリコンバッグ、ハイドロジェルのバッグを挿入する手術のほか、脂肪注入やヒアルロン酸注入という方法もあります。
バッグ挿入型の手術は、麻酔して切開する手術のため、傷が残る可能性は否定できません。
一方注入型の方法は傷はほとんどありませんが、効果の持続性はバッグ挿入型に劣ります。
これらの手術は方法によって料金やリスクも異なりますので、きちんと説明を聞いた上で自分にあった方法を選ぶことが大切です。
バストアップしたいなら、まずは自分で試してみよう
自分で行うバストアップの方法は、バランスのとれた栄養と質の良い睡眠、女性ホルモンの活性化、血行促進がポイントとなります。
すぐにバストアップするという即効性はありませんが、いろいろな方法を組み合わせて自宅で簡単に出来るものが多いので、まずは挑戦してみるのもよいでしょう。
すぐにバストアップしたいという場合には豊胸手術も視野に入れ、検討してみてはいかがでしょうか。